翠玉の季節の中で

7.5




永い口づけの後、俺は秋月を強く抱きしめた。
俺の胸中には秋月を抱きたいという衝動に駆られていた。その欲望はとどまることはなく膨らんでいく。
「秋月・・・・。」
俺は堪らず秋月を呼んだ。
秋月の顔を覗き込むと其処には欲情に満ちた瞳が俺を見ていた。
「先生、僕をあげる。こんな僕だけど先生のものにして下さい。いっぱい愛して下さい。」
彼の言葉は俺の中に残っていた僅かな理性をも一瞬に消し去った。
無言のまま彼を抱き上げた。
寝室のドアを開けベットに彼を静かに下ろした。
秋月はキスを強請る。俺はそれに応えるべく柔らかなその唇を貪った。
秋月を横たえ、覆い被さるようにしてキスを続ける。秋月は俺の首に腕を巻きつけ互いの舌を絡め合う。ぴちゃぴちゃと淫らな音を生み出しながら俺達は夢中になった。
ボタンを外しシャツをはだけた。透き通るような白い肌に指を這わせる。しっとりと吸い付くような肌触りに眩暈がした。指が胸の突起を掠めるとびくんと身体が戦慄いた。俺は首筋に噛み付いた。耳に、首筋に、鎖骨に、俺の刻印を刻む。最後に心臓の上に口づけきつく吸う。
「お前を俺のものにする。過去は忘れろ。俺の全てでお前を塗り替えてやる。いいな?」
「うん。」
「紘。俺を信じろ。」
「うん。」
俺は彼から全ての衣服を取り去った。俺の目前に晒されたその肢体は美しかった。
舌と手で彼を追い詰める。快感をやり過ごそうと眉を寄せるその表情は壮絶に艶やかなものだった。
「あっ・・・。あん。」
先端に爪を立てる。身体を震わせ喘いだ。先走りが溢れる。
根本に手を置いたまま口に含んだ。
「はぁぁん・・・」
悦びに満ちたため息が漏れる。
俺は頭を上下に動かした。その動きに合わせるように彼は喘ぐ。
「はっ、はっ・・・・あああ」
舌先を先端の窪みに当て突付く。するとじわっと液が滲んできた。もう彼の限界が近いのがわかった。最後にかりっと歯を立てる。
「ああっ・や・・あああああっ。」
彼は俺の口内に吐精し、俺はそれをすべて嚥下した。


最初の絶頂を迎えたばかりの秋月をうつ伏せにすると腰を抱えて高く突き出すようにした。舌を伸ばし蕾をなぞる。ぴくんと秋月の身体が反応した。蕾にこじ入れ唾液で湿らせるようにする。
「紘、指入れるよ。」
俺はゆっくりと指を差し入れた。
「んっ。」
「苦しいか?」
「だ、大丈夫。止めないで・・・。」
ゆっくり動かしながら指を埋めていった。少しずつかき回すように動かし始めると秋月は快感を感じ始めたようだ。俺は指を2本に、3本にと徐々に増やしていった。
秋月の秘所から指を抜くと内壁は名残惜しそうにきゅっつ締め付けた。
「紘、俺もう駄目だ。はやくお前の中に入りたい。」
「うん。早く来て。」
俺は自身を彼の蕾にあてがうと一気に突き立てた。
痛みからか秋月が悲鳴をあげた。
「あああああああ・・・」
彼の中は焼けつくほど熱かった。彼が慣れるまで暫くじっとしていた。
「せんせ・・うごい・・・て」
秋月のその言葉に制御は利かなくなった。
腰を引いて自身が抜けるぎりぎりのところまで抜いた後一気に突き立てる。腰の動きが激しくなる。
俺は彼を自分の膝の上に座らせた。秋月は自分の重さで最奥まで突き立てられることとなった。そのままの状態で腰を揺さ振る。
「あああ・・・やぁぁぁぁっ・・・・。」
最早秋月の口からは嬌声しか発せられなくなった。
手を前に伸ばし秋月自身にも刺激を与える。
秋月は前と後から与えられる刺激に翻弄された。
俺は体勢を変えるべく動きを止めた。急に止められた秋月は訳もわからず涙を流しながら懇願する。
「いやぁ・・・せんせい。止めないでっ・・・あぁ。」
ずるっと自身を秋月から引き抜いた。
秋月を仰向けに寝かせ両足を高く上げさせて俺の肩にかかる格好にした。
彼の蕾はぴくぴくと痙攣して与えられる刺激を待っている。
俺自身を埋め込むと秋月はきつく締め付けてくる。
「くっ・・・。」
気を抜けば持っていかれそうな快感を何とかやり過ごした。
俺は角度を変えながら挿入を繰り返す。と、あるポイントを突いたとき秋月が嬌声を上げた。
「やぁぁぁぁ・・・・あああっ・・・。」
「ここか?」
「あああ・・・せんせ・・・いっ・・・・・。」
秋月自身はもう俺が手を触れなくても張り詰めていて先からは液を滴らせている。
秋月がかなりの快感を感じているため内壁の締め付けが強くなっている。俺も余裕がなくなってきた。
「せんせい、も・・・・だめ。ん、はぁぁぁっ、い・・・イクっ。あああああああ。」
「くっ・・・ひ・・・・ろし・・・」
秋月は絶頂の悲鳴と共に白い液体を放出した。
俺も秋月の最奥に精液を放った。









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